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植木 章三 教育学部 教授・学部長

高齢者が活用できる
運動プログラムの開発・普及に取り組む

SHOUZOH
UEKI

植木 章三教育学部 教授・学部長

  • #アダプテッド・スポーツ
  • #高齢者の介護予防・フレイル予防
  • #運動プログラムの普及

アダプテッド・スポーツの要素を入れた運動プログラムの開発・普及に取り組み
高齢者の介護・フレイル予防を実現する。

  • SNSも活用し、高齢者の意見を反映した
    楽しんで継続できるプログラムを開発・普及させる。

    高齢者の運動指導に出向いた際に気づいたのは、専門家が医学的効果を目的として作成し、紙媒体で伝達される従来の運動プログラムは種類が多く、定着しづらい傾向にあること。本人の特性を考慮した難易度設定や、運動意欲を高めるしくみ、別の普及方策の必要性を感じました。5年前、(株)NTTドコモからの受託研究として、スマートフォンに転倒予防のための運動プログラムのアプリを搭載し、実際に高齢者に使用してもらう社会実験を実施。その結果、従来の紙媒体での伝達より多い頻度で、運動が実践されることを実証しました。理由として、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を介して親しい仲間と実施回数を競い合うことで、運動実践への意識付けを強化できたことが示唆されました。ICTツールに不慣れな高齢者でも有効に活用される可能性を見出すことができたのです。現在は、応用健康科学・公衆衛生分野において、用具やルールなどを工夫したアダプテッド・スポーツの知見を用い、高齢者の介護予防・フレイル予防に役立つ運動プログラムの研究とその普及支援の方策の提案に取り組んでいます。具体的には、地域の高齢者と共同で、人気の歌謡曲に合わせて無理なく効果的な難易度で身体を動かすプログラムを作成。その効果を検証するとともに、高齢ボランティアリーダーを介した普及や、SNSを介した運動プログラムの普及・実践の可能性と問題点について研究を進めています。コロナ禍で運動量が減少するなか、高齢者が自宅で活用ができるよう、これまでに作成した運動プログラムの動画配信も行いました。

  • 学外では、東京パラリンピックに向けて
    暑熱対策の研究に従事。

    学外では、日本パラリンピック委員会の医科学情報サポート事業でフィットネス・チェックを担当し、日本障がい者スポーツ協会の科学委員も務めています。東京2020パラリンピックに向けて、パラアスリートの暑熱対策の研究事業にも従事しました。

PROFILE

植木 章三ウエキ ショウゾウ

教育学部 教育学科
大学院 スポーツ科学研究科 アダプテッド・スポーツ

専門分野:公衆衛生学、応用健康科学、アダプテッド・スポーツ科学、応用老年学

学部・大学院SCHOOL / GRADUATE SCHOOL

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