誰もが楽しんでできる運動を作り続ける男

誰もが楽しんでできる運動を作り続ける男

植木章三 教育学部 教授

障がいや高齢、低年齢など身体的に制約があっても参加できる「アダプテッド」なスポーツを研究する分野がある。植木教授は、とくに高齢者の健康づくりに寄与する運動プログラムの開発と普及に努めてきた。高齢者が足腰を鍛えることは、日常での転倒を防ぎ、怪我で生活が不自由になったり命に危険が及ぶリスクを減らすことにつながるからだ。

植木章三

住民との信頼関係が研究成果に結びつく

私が行う研究は、単に観察・調査を行うだけでなく、高齢者の方々に実際に運動をしていただき、その効果を検証する必要があります。地域住民や自治体との信頼関係が不可欠なのです。研究を始めた当初は、住民サービス7割、研究3割という気持ちで取り組みました。おかげで早期に信頼を得ることができ、10年以上にわたって住民の協力を得られています。

近年は高齢者にもスマホが普及していることから、転倒予防のスマホアプリ開発とその利用についての社会実験も行っています。こちらも地域住民の方が快く協力してくださったおかげで、貴重なデータが得られています。

植木章三

元気の良さと自由な雰囲気が大体大の魅力

これまで東北を研究フィールドにしていたのですが、教育学部開設に伴い大体大へ赴任。まず驚いたのが学生の元気の良さです。充実した体育設備をフル活用しながら、大きな声を出す明るい姿は、さすが大阪といった感じです。

次に感心したのは教員陣が実に多彩なこと。専門分野で重鎮的な存在となっている先生もいらっしゃれば、年齢は若いけれど国際的に活躍する新進気鋭の先生もいる。大体大は、学内全体が自由闊達な雰囲気にあふれていますね。

植木章三

自ら考え、動くことが、人間力を高める

社会に出ると「答えがない」課題に直面することが多々あります。現在の教育現場もそうです。さまざまな特性を持つ子どもたちをしっかり指導するには、マニュアル通りでは対応できません。子どもたちから信頼される「人間力」の高い教員・指導者になるためには、学生時代から「まず何事も自分で調べ考えて、行動する」クセをつけてください。

その点、大体大は目標に向けて邁進する学生が多く、仲間と切磋琢磨しあえる環境があります。一流のアスリートを育ててきた指導者もたくさんいます。ここでの4年間で心身を鍛え、人間力の高い教育者を目指していきましょう。

PROFILE

植木章三 UEKI SHOUZOH

教育学部教育学科所属
担当授業:生理学、アダプデット・スポーツ論など。日本公衆衛生学会2009年度奨励賞受賞。
陸上競技部のコーチも務める。練習中、夜風に吹かれて見る熊取の夜景がお気に入り。

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