体大生とともに太鼓と向き合い民俗芸能を通して「生き方」を伝える

体大生とともに太鼓と向き合い
民俗芸能を通して「生き方」を伝える

石塚真子 教育学部 教授

多彩な教員陣が魅力の大体大。その中で太鼓を用いた特色ある講義を実践しているのが、石塚真子教授だ。はじめは声楽の道を歩んでいたが、太鼓と民俗芸能に出会ったことで人生が一変。今では大体大の学生とともに情熱を持って芸能(太鼓)と向き合う日々だ。

石塚真子

太鼓をひと打ちした瞬間、進む道が決まった

幼少期から歌うことが大好きで、中学高校では合唱部に入り、大学では声楽を専攻していました。そんな私が太鼓に出会ったのは大学院時代。恩師の勧めでなんとなく授業に出たのですが、バチを手にして鼓面をひと打ちした瞬間、自分の進むべき道はこれだと直感しました。以来、太鼓やそれを取り巻く民俗芸能の世界に飛び込み、子どもたちに夢中で教えてきました。今も毎年、フィールドワークのため三宅島、沖縄、秩父などを訪れ、音楽教育の新たな可能性を探っています。

石塚真子

知性・教養と実践・行動のバランスのとれた教員をめざしてほしい

教育学部設立をきっかけに大体大へ赴任しましたが、大体大はアスリートらしい爽やかな学生が多く、キャンパスはいつも快活な雰囲気に包まれていますね。太鼓の指導をしていると、学生の身体能力の高さに驚かされます。身体の動きに関する観察力が鋭いところも、さすがアスリートと感じる点です。

このように実際に体を動かす場面が多いという意味でも「体育大学の中の教育学部」ならではの良さがあると思います。知識だけの“頭でっかち”な教員ではなく、実践と行動を伴う教員になりたいと考えている学生は、ぜひ本学で学んでほしいですね。

石塚真子

音楽や民俗芸能を、自分と向き合う機会に

教育学部の「大体大 教育出前講座プロジェクト」での太鼓の出前講座を、私の担当授業の受講者とともに行いました。準備に数ヶ月要したこともあり、学生の中にはモチベーション維持や課外活動との両立に悩んだ人もいたようです。それでも最終的には見事なパフォーマンスを見せてくれ、子どもたちから嬉しい言葉もかけてもらって達成感があったようです。

音楽の根底には人々の営みや人とのつながりがあります。芸能文化の中から「生きるということ」を学び続けたいと思っていますし、学生たちにも自分自身と向き合う機会にしてほしいですね。

PROFILE

石塚真子 イシヅカ マサコ

教育学部 教育学科所属
担当授業:音楽科概論、教科教育法(音楽)、器楽演習など。「自分の信じたことを心を込めて行う」がモットー。太鼓を中心とした民俗芸能の教材化について研究している。

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