国内・海外から注目される大体大DASHプロジェクトのキーマン

国内・海外から注目される
大体大DASHプロジェクトのキーマン

石川昌紀 体育学部 教授

大体大が全スポーツ界に向けて立ち上げた「大体大DASHプロジェクト」。アスリートや指導者のパフォーマンス向上と、質の高いスポーツ科学によるサポートの実現を目指している。学内はもとより国内・海外からも注目の集まるプロジェクトだ。学内だけでなく産官民の外部研究資金を駆使して行っているハイパフォーマンス研究にもとづいて選手のサポートを行う石川教授は、大体大DASHプロジェクトの中心を担っている一人である。

石川昌紀

アスリートの日頃の取り組みを評価する

私が行っているサポートは、アスリートが自分で身体の状態を知るための情報を分析して提供することです。具体的には、多方向からのビデオ映像をもとにした動作分析や特殊なセンサーによるパワーや動作評価データといった、その場でフィードバックし、アスリートの日頃の取り組みを客観的に評価します。

フィンランドの大学で研究していた頃は、ヨーロッパのトップアスリートが頻繁に訪れ、オリンピック金メダリストをはじめたくさんの選手と対等の関係を築いてきました。

現在のサポートでも、そうした世界トップ選手のデータを比較対象にすることがあり、個々の選手に応じたトレーニングプランの提案と再評価を継続的に行っています。

石川昌紀

自ら取り組む姿勢と周囲のサポートが肝心

選手へのアプローチに「こうしなさい」と一方的に言うことはありません。「このトレーニングをなぜ行うのか」「次の選択肢はどれにするか」などを話し合い、アドバイスするスタンスです。フィンランドで培ってきた教育方法を活かし、時間がかかっても、選手が自ら主体的に取り組む楽しさや専門性を養うことを狙っています。

データはごまかしが効かないので、こちらが提示した課題に取り組んだか否かは、次回測定時にはっきりわかってしまいます。そのフォローや心理的サポートには、コーチや仲間など周囲の協力も必要ですので、大体大DASHのような学際的な取り組みはとても重要だと思います。

石川昌紀

情報を多角的に判断し、さまざまな能力を磨こう

選手の中には、集めすぎた情報に戸惑う人もいれば、コーチに言われるがままの人もいます。しかし現役時代を納得して過ごしその後もスポーツと長く関わるなら、身体を多角的に捉え、周りと議論し、自分で判断できるようになることが大切です。

生まれてから死ぬまで、身体を動かすことなしに生きることはできません。国家100年の計を考えての人材育成ではないですが、学生一人ひとりの100年の人生を考える。体育・スポーツを専門的に学ぶということは、運動能力を高めるだけでなく、思考力や判断力、想像力、実践力などが鍛えられます。これは社会や世界から求められる能力です。大体大で、身体能力を高めるメカニクスやトレーニングを楽しみながら見つけ出してください。

PROFILE

石川昌紀 イシカワ マサキ

体育学部 健康・スポーツマネジメント学科所属
担当授業:トレーニング実技、神経・筋メカニクス特論・特講など。「Don't be trapped by dogma.(スティーブ・ジョブズ)」など偉人の言葉を心に留めながら指導を行う。

大体大DASH URL:http://ouhs-dash.jp/

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