【女子ハンドボール】楠本ジャパン世界5位

世界学生ハンドボール選手権(626日~73日 スペイン・マラガ)

 

大体大の楠本繁生監督が率いる女子学生日本代表が世界を舞台に戦った。大体大関係者は他にも選手として現役学生7人、OG4人が参加した。その“楠本ジャパン”は接戦が続いた予選で12敗となり、メダルを逃すも、56位決定戦でチェコを2826で破り、スペイン、ルーマニア、ポーランド、ロシアに次ぐ、参加8か国中5位となった。また大会得点王には5試合で35得点を挙げた松本ひかる(体育3年)が選ばれた。

差を痛感も得点王に松本

大会1か月前に結成された“楠本ジャパン”は全選手16人中、11人が大体大所属または出身という、まさに楠本監督の愛弟子たちと言えるメンバーを中心に構成され、全日本インカレ3連覇を成し遂げたハンドボールで世界に挑戦した。

「メダル獲得」を目標に大会へと挑んだが予選リーグでスペインに2726、ルーマニアに2322で惜しくも敗れてしまった。「メダル獲得のために合宿も長期間行ってきただけに悔しかった。(12位のチームに1点差で負け)ヨーロッパにもっと早く行って、海外のチームとの試合に慣れていたら結果は違っていたかもしれない」とU16から日本代表に名を連ねる佐々木春乃(体育4年)は悔しがる。

海外の選手たちは「シュートが重く、ロングシュートなど単純な攻撃があっさり決まってしまう。特に日本人と比べるとGKの差が大きくセーブ率がとにかく高い」と感じた。

そんな中でも「(GKの死角からねらう)ブラインドシュートやサイドシュートは効果的で、海外のチーム相手にあれだけシュートを決める選手は見たことない」と佐々木が絶賛する活躍をみせたのが大体大が誇るサイドの職人松本ひかる(同)。「シュートチャンスをたくさんつくってもらったので」と謙遜するが、大会得点王となる出色の活躍を見せた。

東京五輪を目指す

2人とも将来目指すのは2020年の東京五輪。今回の大会で外国と張り合うには経験値不足をいっそう痛感したようで佐々木は「高3の時から海外でやりたいと思っていた」と大学卒業後は海外でのプレーを決意している。さらに「東京五輪では(メンバーに入るだけでなく)主力として頼られるプレーヤーになりたい」と早くも闘志を煮えたぎらせる。

今回が2度目の年代別日本代表に選ばれた松本は「ずっとJHLでプレーすることを目標にしてきたので、JHLで活躍してフル代表に選ばれたい」と着々とステップアップしたいと話した。

ハプニング(笑)

スペイン・マラガでの約1週間で一番選手たちを悩ませたのは食事の時間で、食事をとる時間帯が日本とずれていて昼食を午後3時にとることもあったようで、空腹との戦いに悩まされた。食事はパスタやポテト中心だったが、本場スペインのパエリアは「最高」とにんまり。宿泊先は4つ星ホテルだったがベッドが壊れるというハプニングに見舞われたり、韓国人にプールに突き落とされるというハプニングはあったが、選手たちは5日の夕方無事、関西空港に着陸した。

▽OG(2016年卒) 

河嶋英里(三重バイオレットアイリス)、角南果帆(同)茶園遥(北國銀行)、大山真奈(同)、

▽現役学生

秋山なつみ(体育4年)、松本ひかる(同)、佐々木春乃(同)、馬場敦子(同3年)、北原佑美(同)、徳永千紘(同)、佐原奈生子(同)

楠本ジャパンの選手とスタッフ