【バスケットボール部・男子】~男子バスケ激闘の2日間~

関西学生バスケットボールリーグ戦(102223日、東淀川体育館)

 

第8戦は5位を争う大院大と対戦。終盤追い上げたものの、8285と一歩及ばず敗れた。

この試合の結果でインカレ出場が大きく近づく天王山。試合前から両チームの応援にも活気があふれていた。最終戦で大体大が勝ち、大院大が敗れれば、大体大は勝って意地を見せたものの大院大も勝ち、10年ぶりのインカレ出場はならなかった。

第一幕、大院大に惜敗

大事な立ち上がり。大体大はミドルシュートで先制されると、その後も外中心に攻められ、じわじわと点差が開く。攻撃も、大院大の激しいディフェンスを崩すことができない。初得点は4分半が過ぎたころで、その時点で点差は6。直後に3Pシュートとバスケットカウントで突き放され、第1ピリオドは1222と、立ち上がりで大きくつまずいた。

続く第2ピリオドも、点差を詰めないといけない焦りからか、大体大は外からシュートを放つが、リバウンドを拾えない。対する大院大は冷静に内から1本ずつシュートを決めていく。前週の試合でひざをケガした宮里飛々己(体育4年)の不在が大きく、攻撃になかなか厚みが出ない。さらに点差は開き、18点ビハインドで前半を終えた。

後半、流れを変えたい大体大は連続3シュートを決められたところで松本光平(同4年)を投入。4年生の登場にスタンドは再び活気を取り戻す。点差は縮まらないが、松本のガッツあふれるプレーが大体大に流れを呼び寄せた。

第4ピリオド中盤、松本がバスケットカウントを奪うと岸田篤生(同3年)の3連続3Pシュート、直後に再び連続で3Pシュートを決め、最大27点あった差は一気に6点に。会場の空気は大体大一色に包まれた。岸田は「松本さんのプレーを見てこのまま終われないと思った。あの姿があったからこそ普段以上の力を出せた」と振り返った。

スタンドも大きな応援で選手たちを鼓舞する。そして残り25秒、ついに1点差に詰め寄った。しかしファウルを誘ったが追いつけず、8285で試合終了。立ち上がりの失点が最後まで響き自力での5位は消滅したが、多くの選手が涙を流す姿からは、この試合にかける思いが伝わってきた。

最終戦大体大勝った、大院大は・・・

翌日の最終戦。大体大が勝ち、大院大が負ければ5位に上がれる状況。先に試合のあった大体大は野原悠平(同2年)が立ち上がりから3本の3Pシュートを決め、流れをつかむとスタメンに抜擢された松本がリバウンドを制し、終始大経大を圧倒。中盤には坂梨佑太(同)、杉本翼(同)の4年生が献身的なプレーでチームを奮い立たせた。比嘉コーチは「あの4年生のプレーを見て後輩は何かを感じてほしいし、4年は何かを残してほしい」と起用の意図を明かした。

結局最後まで攻め続けた大体大が98得点で圧勝。大院大の結果を待つのみとなった。しかし大院大は序盤から気合いの入ったプレーで近大を8574で振り切った。この瞬間、大体大の6位が決定、10年ぶりのインカレにあと1勝、あと3点届かなかった。

普段からあまりタイムアウトをと取らない大体大だが、この2日間はさらに輪をかけ、指示もいつもより少ないように見えた。「最後の2試合は本当に気持ちの勝負だった。相互の思いやりが必要だったので、理論的な指示は出さないようにした」と比嘉コーチ。大経大戦では内藤健太(同3年)が相手の激しいディフェンスにあった時には、テクニカルファールをとられるほど激しくレフェリーに抗議し、コーチ自ら選手を鼓舞。選手も松本を始め、気持ちを前面に出したプレーでその姿に応えた。98得点は今リーグ最多と、結果でも示した。

エースであり、得点王に輝いた内藤は「自分は今の4年生と多くの時間を過ごし多くを学んだ。そのことを自分が後輩にできれば」と先輩への感謝と今後の意気込みを語った。主将の大槻翼(同4年)も「自分たちが届かなかったインカレという夢を後輩たちに叶えてほしい」と次回に託した。

インカレには行けなかったのは事実だか、届きかけたのも事実だ。4年生が残した財産を生かして、残る後輩たちにはインカレ出場という結果で示してほしいと、切に願うばかりだ。

【学生記者 竹村岳】 

近畿大 69―50 大体大

天理大 62―60 大体大

大体大 77―72 大院大

京産大 80―70 大体大

大体大 99―75 立命大

関学大 85―70 大体大

大経大 73―62 大体大

大体大 68―60 同志社

大体大 87―76 関西大

▽2次リーグ

関学大 77―61 大体大

天理大 85―59 大体大

立命大 91―85 大体大

大体大 71―58 京産大

大体大 81―70 近畿大

大院大 85―82 大体大

大体大 98―77 大経大

大体大 74―55 同志社

大体大 67―65 関西大

(6位)

【得点王】

内藤健太 379点

来季のインカレ出場を目指す男子バスケ